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よりにもよって、最も見付かりたくない人に会ってしまった。
袖の陰で唇を噛んだ輝夜の腕を、急に漣星が掴む。
声を上げる間も無く、そのまま歩き出す。
「あっ、あの、お待ち下さい。何処へ……」
「道に迷ったんだろう?君の部屋はこっちだよ」
漣星はそう言うと、何気無い調子で続けた。
「前から思っていたんだけど、君の舞は本当に素晴らしいね。まるで天上から舞い降りた天女のようだよ」
「……勿体無いお言葉です」
答えた輝夜の方をちらりと振り向いて、漣星が笑みを浮かべる。
「でも、君は時々妙に強い瞳をするね。可憐な舞姫というだけでは説明出来ない清廉さがある」
「…………」
漣星の真意が掴めずに黙り込んだ輝夜に、変わらない微笑が向けられる。
「だけど、迷子になるなんて可愛いところもあるんだね」
(この人、顔は笑っていても瞳は何処か冷たいわ)
「蛇集殿は君を随分気に入ったようだけど、君は知っているのかな。此処はもうじき戦場になるよ」
その言葉に、輝夜は顔を上げて答えた。
「ええ。存じております」
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Reservoir Amulet