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そこには輝夜の几帳面な字で、飛龍への言葉が付け足してあった。

『飛龍、元気でやっている?あまり無茶な事は考えないで、赤羽や角鹿を困らせないようにするのよ。きちんと食事をして、お酒は控えて。今は大事な時なのだから』

輝夜からの報告書には、毎回必ず最後にこんな文章が書かれている。

「俺は子供か……?」

「手が掛かるという点では、似たようなものでは?」

「さすが輝夜。よく分かってるぜ」

忍び笑いを洩らす赤羽の横で、角鹿も微笑む。

「もう一通、飛龍殿宛ての文を同封すれば我々の目に触れずに済むものを。輝夜は隠し事は無しの直球ですね」

「おい飛龍。今度こそ、ちゃんと返事をしろよ」

「……二人共。何だ、その意味有りげな目は」

明らかに楽しんでいるかのような視線に、飛龍が訝しげに尋ねる。

「何でもありませんよ。あ、お返事を書かれるなら席を外しましょうか?」

「馬鹿を言うな。これからの動きを指示するのに、お前らがいなくてどうする」

「馬鹿はどっちだよ。指示書の話をしてんじゃねえ!」

我慢しきれなくなった赤羽が怒鳴る。

「ったく、どうやったらこんな鈍くなれるんだ」

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