04
「幾ら何でも、何の考えも無しに敵地に赴いたりはなさらないでしょう」
赤羽が改めて文に目を落としながらぼやく。
「だけどよ、安全ではないだろ。死んだら洒落にならねえぞ。何であいつは、こうとんでもない行動ばかりするんだ?」
「今更でしょう、そんな事は」
苦笑を浮かべて角鹿が続ける。
「我々に彼の行動を理解する事など不可能でしょう。何しろ帝は、廻る世界を壊して行かねばならないそうですから」
「何だ?それは」
怪訝そうに尋ねた赤羽に、微笑んで告げる。
「さあ、我々も務めを果たしましょう。帝は此処にいると信じさせる為にも、この地の守りを固めなければ」
「あ、ああ。そうだな」
誰かが傷付く事を自分が死ぬより恐れる彼にとっては。
何より守りたいものの為の戦いが、始まろうとしている。
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Reservoir Amulet