14
まほろばを守る兵の数は、日々増している。
もう充分と判断して高千穂に派遣しているが、尚も増える一方だ。
皆は口を揃えて帝と妃を案じ、無事を願っている。
「もう此処に攻めて来る奴はいないとは思うが、油断は出来ねえな」
「飛龍殿のお考え通り、血を流さずに解決出来れば良いですがね」
軍の様子を見ながら、赤羽と角鹿は筑紫の方角に顔を向ける。
「あっちはどうなってるんだ?飛龍が乗り込んで行ったが、大丈夫なんだろうな」
離れた地からでは、今何が起きているかは分からない。
知らせが無いから、まだ戦いにはなっていないのだろうが。
「まあ、大丈夫でしょう。何しろ今、飛龍殿には輝夜が付いているんですから。彼も無茶は控えて下さると思いますよ」
「だと良いんだがなあ。確かに輝夜はしっかりしてるから、平気とは思うが」
- 207 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet