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「やかましい奴だな。少しは妃らしくしとやかに出来んのか。さっきは練習通りにちゃんとやってのけただろう」

「死ぬ程恥ずかしかったのよ!よりによって飛龍の見ている前で自分で妃だと名乗るなんて。飛龍は飛龍で『俺の妃』とか言うし、絶対楽しんでいたでしょう」

「……端で聞いていると痴話喧嘩にしか聞こえないぞ」

不意に違う声がして振り向くと、そこにはいつの間にか扶鋤が立っていた。

「あっ、扶鋤!久し振りね」

「扶鋤か。ご苦労だったな」

「散々心配させておいて、のんきな奴だな。お前のような奴は宮に縛り付けておいた方が、余程人の為になる」

その言葉を聞いた飛龍は顔をしかめる。

「こんなに働いたというのに、此処でも小言か」

「どの口でそんな事を言う。お前もこれを機に、少しは大人しく宮中に引っ込むのだな」

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