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「……っ」

渦巻く叫びに縛り付けられるように、体が動かない。

強くて、引きずられそうになる。

「輝夜?大丈夫か」

その時、温かくて大きな手が肩に置かれた。

途端に呼吸が楽になる。

「……大丈夫よ。頑張ってみるわ」

「無理をするな。顔が真っ青だぞ」

支えるように肩に回された手が、力強くて。

不思議な位、気が楽になる。

もうこの温もりを捨てるなんて出来る筈が無い。

再び顔を上げ、敵意を向ける神々を見る。

今更迷う事などない。

この人に賭けると、決めたのだから。

「退がりなさい。誰であれ何であれこの人を傷付けるなら私が許さない。荒ぶる神々よ、鎮まりなさい」

手を伸ばし、感じる冷気に流されないよう再び口を開く。

「お前達に人を愚かと述べる権利など無い。懸命に生きる者を見下すなど、神であろうと許されない」

風が巻き起こり、足元から飛龍と輝夜の衣を揺らす。

「信じてほしい。この人は私が信じる者。きっとこの世界を変えてくれる。だから、この地に生きる人々に、もう一度」

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