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沈黙の中で賢彰が鼻をすすり上げた時、花を抱えた漣星が入って来た。

「せめて、花位は無いと寂しいからね」

そう言って、横たわる二人の側に花を飾る。

「そ、そうですね。もっと沢山飾りましょう。この部屋を埋める程沢山」

「うん。じゃあ、探しに行こうか」

賢彰と漣星が出て行ってしまうと、部屋の中が嫌に静かに感じられた。

ついこの前まであんなに賑やかに喧嘩をしていた二人が、もう目覚めない。

寄り添う姿が、痛い程に胸に迫って。

「折角、最高の伴侶に出会えたのだろうに……」

呟きに答える者は無く、思わず手で覆った瞳から涙が流れた。

「この豊葦原を導く筈の奴が、こんなに早く逝ってどうする。……大馬鹿者が」

果てしない哀しみが締め付けるようで。

導きの太陽を失ってしまったようで。

まだ此処から動けない。

もう戻らない存在は、それ程に大きい。





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Reservoir Amulet