07
その時、ふわりと揺れる輝く衣が目に映った。
それを纏うのは、同じように輝く長い髪の少女。
黄金の髪と蒼い瞳、透けるように白い肌。
(……輝夜?)
眩しくて神々しい姿から、目を離せない。
とても現実とは思えない。
だからきっと、これは夢だ。
息をついて微笑む。
(聞いてくれたのか。俺の願いを)
限りなく優しく美しくて。
(愛しい、夢だな)
この身には過ぎる程、愛しくて幸せな夢だ。
夢であっても良い。
その姿を焼き付けたい。
彼女の白い指が伸びて来て、頬に触れそうになる。
ふと、同じ夢を以前にも見た事があるような気がした。
思い出そうとすると、もう遠い昔のように思える。
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Reservoir Amulet