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『今の世界は存在する価値無しと、神は判じた。だから無に還そうと言うのよ』

(これは終わりに近付いているという事なのか?輝夜……)

しかし輝夜が今も天上で、この地の為に自分の戦いをしてくれているのを知っているから。

帝という柱が揺らいではいけない。

彼女が地上を自分に託したのだから。

「とにかく荒御魂から人々を守って、被害を減らさなくてはならんな。軍から兵を出し、街道沿いを警備する」

「それで抑えられますか……。普通の兵では荒御魂相手にまともに戦えないでしょう」

「戦うのが目的ではない。人々を守る事が目的だ。兵達には無駄に危険を犯さず、必要であれば逃げるよう指示する」

「だが、それじゃあ長くは保たないだろう」

赤羽が難しい顔で言うと、飛龍は息をついた。

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