06
意識を保っているのも難しい程に、強い力が体を蝕んで行く。
引きずられそうになっても、まだかろうじて踏み留まっていられるのは。
『待っているぞ、輝夜』
今も地上で自分を待っていてくれる人の、懐かしい記憶のおかげなのかもしれない。
『俺の思う民の中にはお前も入っているのだぞ。帰って来なければ許さんからな』
懐かしく愛しい想い出が、自分を繋ぎ止めてくれる。
けれど、このままではいずれ。
(くっ……。私だけでは止められない)
いずれ、力尽きる。
此処まで来て。
やらなくてはならない事があるというのに。
此処で倒れる訳には行かない。
再び意識を集中させ、自分の中の力を掻き集める。
嘆きと強い怒りに力を同調させて、更に大きく広げて行く。
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Reservoir Amulet