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「その様子では、俺の予想は正しかったか?」

「まあな。忍び込んでいた奴らは片付けて来た」

「そうか」

感情を見せない飛龍に、赤羽が息をついて言う。

「しかし大した話は聞けなかったな。まあ簡単に正体を見破られるようだから下っ端の間者なんだろうが」

「だが、それでも動き出している事には変わりなかろう。さて、そろそろ俺も出掛けるか」

赤羽は杯を置いた飛龍に向かって、呆れたように頭をかく。

「またか?帝ともあろうお前が、わざわざ戦に出る事ないんじゃねえか?」

「政は俺でなくとも出来るだろう。俺の場合、部下に恵まれているからな。なに、三月もすれば戻れるさ」

何処までも気軽な口調で続ける。

「それに帝なんて所詮飾りみたいなものだ。いなくても、さして変わりはないだろう」

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