05
その話はまだ続いていたのか。
輝夜はとにかく賢彰の腕から逃れ、先程から全く会話に入って来ない飛龍の方を見た。
飛龍は素知らぬ顔で、一人杯に口を付けている。
「ちょっと飛龍!何朝からお酒なんて飲んでいるの!」
「美味いぞ。お前も飲むか?」
「いらないわよ!」
輝夜はそう答え、飛龍の正面に座って続ける。
「駄目じゃない、弱い者苛めしたら。賢彰、泣いていたわよ?」
「そんな事をした覚えは無いが。あの程度で泣くとは賢彰も骨が無いな」
「もう、またお酒を飲む!」
杯を取り上げようとした手を、不意に飛龍が掴んだ。
思いがけない力に、胸が高鳴るのを感じる。
こちらを見詰める飛龍の瞳はとても深く、真剣な光を宿していた。
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Reservoir Amulet