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すっかり拗ねた様子の輝夜が横を向き、代わりに扶鋤が口を挟む。

「そろそろ話を先に進めて良いか?今後の対策を練るんだろう?」

「ああ。だがこればかりは簡単には決められんだろう。神を相手にしようと言うのだからな」

「そうね。そして、この世界全てが関わる問題だわ」

輝夜は纏う雰囲気をすっと鎮め、静かな瞳で飛龍を見る。

「此処は人の住む世界。だから私は何も言わないわ。夜が来るまで考えて。これからどうするのかを。どうするのが貴方達人にとって最善の選択なのかを」

それがどれ程難しい選択かは、輝夜自身がよく分かっている筈だ。

けれどそれでも、選ばなくてはならない。

豊葦原を背負う、帝として。

だから飛龍は、真っ直ぐに輝夜の瞳を見返して頷いた。

「ああ、分かった」

しかし、いつでも例え何も言わなくても。

『貴方も貴方が選ぶ道を行けば良い。何も恐れず、貴方の望む道に進めば良いの』

いつだって、彼女が自分を支えてくれる。

その暖かな感情を胸に、今は前へ進む。





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