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今まで人員の整理に掛ける時間が無く、そのままにして来た。
しかし、そろそろ整理に手を付けて良い頃だろう。
飛龍の父でもある前の帝が任じた官は、ほとんどが使い物にはならない。
国や民などどうでも良く、ただ自分の私腹を肥やす事にばかり知恵が働く。
ほんの一部だけは自ら人を選んで耐えて来たが、いつまでもこのままにはしておけない。
最近、妙な動きをする者が増えたのも確かだ。
これまでの水面下での動きが、いよいよ表に出て来る頃か。
纏めて掃除に取り掛かる為にも、こちらから揺さぶりを掛ける時期だ。
飛龍は考えながら、伸ばした手を水の流れに沈めた。
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Reservoir Amulet