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元気に頷いた男の子は、女の子の手を取って言った。

「お姉ちゃん、有り難う!」

揃って駆け出す二人に手を振った娘と、見守っていた飛龍の目が合う。

澄んだ蒼い眼差しが、一瞬だけ大きく揺らいだ。

太陽の光を受け、娘の髪は黄金色に輝いている。

娘はすぐに微笑を浮かべ、軽く頭を下げて通り過ぎた。

軽やかな足取り、涼やかで凛とした姿。

娘に知り合いなどいない。

それなのに、どうしてだろう。

どうしてだろう。

やっと会えたと、そう思った。

言ってやりたい事が、沢山ある。

伝えたい言葉がある。

ずっとずっと、自分でも知らない深くで。

待ち続けていた。

また会えると、信じていた。

飛龍は向きを変え、娘を追って駆け出した。

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