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目で見て、触れて感じてみないと分からない事もあるから。

先帝である父は、それをしなかったから間違った。

自分は同じ過ちを繰り返す訳にはいかない。

濡れた手を衣の裾で拭って立ち上がる。

譲れないものがあるのなら、振り返ってなどいられない。

失ってからでは遅いのだ。

そうして戦い続けた先で、どれ程の犠牲が出るのかはまだ分からないけれど。

前へ進むしか無いのなら。

「俺の命で、果たしてどれ程の生を担えるか試してみるか」

帝は、その為に存在するのだから。





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