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二人共武器を手に自ら戦場に出て行き、とても恋どころでは無い出会いでありました。

古典の竹取物語とは全く別物になりましたが、ちょっとだけ私的解釈を混ぜたりもしています。

古典では、かぐや姫は罪を犯して地上に降ろされますが、その罪がどんなものかは書いていません。

ですから、人間の為に機会を願い出て地上に降ろされたとしました。

私が考えたものですが、神でありながら人として過ごし大地を慈しみ人を愛した輝夜らしいかなと思っています。

後はかぐや姫に求婚した五人の貴公子を意識して、仲間も五人登場させてみたりしました。

彼等が飛龍の恋敵になる事はありませんでしたが、実は扶鋤は輝夜に惹かれていたという設定があったりします。

しかしこの五人が揃うとやたら話が弾んでしまい、終章までもがやたら賑やかになりました。

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