16
今宵もまた、美しい月を肴に酒を飲む。
飛龍は月明かりの中で杯を傾けながら、静かに息を吐いた。
今夜はまだ当分眠れそうにない。
胸が何故か騒ぐから、落ち着かない。
月はいつも通りあんなにも静かで綺麗なのに、どうして高鳴りが止まらないのか。
月の光に酔ったか、それともこの夜の闇にか。
新たな酒を注ぎながら、髪をかき上げる。
揺れる酒の表に月が映る。
日の光を返して輝く月にこんなにも惹かれるのは、やはり自分が穢れているからだろうか。
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Reservoir Amulet