05


そうは言っても、残念な気持ちは拭えないだろう。

早くに自分の子供を亡くし、それからずっと子に恵まれずにいて。

年老いてから輝夜を育ててくれたのだから。

側で賑やかな家庭を築いてほしいと、どれだけ願っていただろうか。

輝夜は胸が締め付けられる思いがした。

「あの、私……」

言い掛けて再び口を閉ざす。

何を言葉にすべきか分からなかった。

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Reservoir Amulet