05
そうは言っても、残念な気持ちは拭えないだろう。
早くに自分の子供を亡くし、それからずっと子に恵まれずにいて。
年老いてから輝夜を育ててくれたのだから。
側で賑やかな家庭を築いてほしいと、どれだけ願っていただろうか。
輝夜は胸が締め付けられる思いがした。
「あの、私……」
言い掛けて再び口を閉ざす。
何を言葉にすべきか分からなかった。
- 51 -
[
*前
] | [
次#
]
しおりを挟む
ページ:
葦原中国の帝
篤実の刃
旅立ちの乙女
正義の矢
邂逅
宮
雨語り
道行きに、光を
黎明
誓い
光と闇
黄泉の国
月の女神
月夜の契り
神々の黄昏
永遠の刹那
後書き
Reservoir Amulet