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ひかりが寝る部屋へ入って行くと、勇は息をついてベランダに出た。

外に出ると雨の音は一層大きく、屋根があっても風が吹く度に雨粒が打ち付けて来る。

手すりに手を掛け、ぼんやりと前を見る。

暗い中、街灯のある所だけオレンジ色に光る雨粒が見えた。

『お前なんか生まれて来たって誰も歓びやしねえよな』

不意に頭の中で響いた言葉に、大きく息を吐き出す。

割れたガラス、女生徒達の悲鳴、教師の怒鳴り声。

そして、顔に当たる激しい風。

「勇?風邪引くよ」

はっと顔を上げて振り返ると、ひかりが心配そうな顔で立っていた。

急に現実に引き戻され、しばらくはただひかりの顔を見詰めるしか出来なかった。

やがて勇は大きく息をつき、口を開く。

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Reservoir Amulet