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「こんな所にいたのかい?勇」
強く風が吹く屋上の手すりにもたれてぼんやりしていた勇は、ゆっくりと顔を上げた。
後ろから近付いて来る誠に何か言おうとしたが、誠はその肩を軽く叩いて微笑む。
「何も言わなくていい。分かっているから」
勇が教師に注意を受け保護者が呼び出される度、施設に勤め幼い頃から面倒を見ていた誠がやって来た。
そして血の繋がりなど無いのに、小言や非難の声を一人で引き受けている。
その事に罪悪感を覚え、もう問題は起こさないと決めていたのに。
またやってしまった。
全く、こんな自分がどうしてこの世に生まれ、存在しているのだろう。
何の為に生きているのだろう。
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Reservoir Amulet