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勇は暫く黙ってから、目を逸らして答える。

「気持ちは有り難いが、相手によっては逆効果だと思うぞ」

「え?」

「まあいい。ほら、さっさと進むぞ」

「あ、うん」

相変わらず不思議そうに見上げて来るひかりの視線を感じながら、廊下の先に目を向ける。

地図によれば、もうすぐ最深部だ。

両親が携わっていたという研究の結晶が、この先にある。

だから今、彼女のように誓おう。

護ってみせる、大切なものを。

愛しい君を。





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Reservoir Amulet