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「……さすがはあの方々の子供ですね」

「ん?何か言ったか?」

「いいえ。何でもありません」

宴は首を振り、自分も近くのデスクへと歩み寄った。

「私もお手伝いしましょう」

「うん、お願い」

ほんの幼い頃から銃を手に戦い、仕事であれば人を殺すのに何の躊躇いも覚えなかった。

そんな宴を変えたのは、今は亡き彼等の両親。

あの真っ直ぐさを、暖かさを精神を、勇とひかりは確かに受け継いでいる。

自身の手で奪い、その事を心の何処かで悔やみ続けていた。

だからこそ、力になりたくて。

変わって行けるだろう、今度こそ。

時間を越えて出会い、共にいて強い絆を築いた彼等のように。

どんな過去も受け止めて、前へ。





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