05


「有り難うございました」

勇は道路に出ると、走り去る車に帽子を取って深く頭を下げた。

帽子を被り直しながらバイト先であるガソリンスタンドに戻った時、隼が声を掛けて来た。

「店長が、そろそろあがってくれってさ」

「ああ」

太陽はもうとっくに沈み、客の数も減っている。

もうそんな時間なのかと、勇は暗くなった空を見上げてから更衣室へと向かった。

着替えを終えて出て来ると、まだ外に残っていた隼がやって来た。

そして、にこにこしながら告げる。

「勇、お迎えが来てるよー」

「迎え?」

一瞬何の事だか分からなかったが、隼の様子を見て思い当たった。

まさか。

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Reservoir Amulet