06
その日の授業が終わる頃には、ひかりに関する様々な情報が飛び交っていた。
「可愛い娘だよなあ」
「編入試験、ほとんど満点だったんだってー」
「凄い、頭良いんだね!」
クラスメート達が自分の事を噂しているのを分かっているのかいないのか、ひかりは珍しそうに教室の中を見回している。
勇はうんざりしながら、隼が教室にいない事を確かめてから話し掛けた。
「おい、お前何でちゃっかり転入して来てるんだ?」
「何でって、勇を守るって約束したから。ずっと近くにいないとね」
当然のように返された。
確かに以前、そんな話もあったような気がする。
しかし、それとこれとは話が別だ。
「全く、黙って勝手な事しやがって……」
「私は言おうとしたけど。勇が、後でって断るから」
朝、ひかりが何か言い掛けたのはこの事だったのか。
勇は息をついて話を変えた。
「よくあっさり入って来れたな。この学校、結構レベル高いだろ」
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Reservoir Amulet