07
勇の質問に、少女は僅かに首を傾げてから口を開く。
「多分、私がずっと貴方を捜してたから……」
「俺を?どうしてだ?」
少女はしばらく考え込んだが、やがて小さく首を振った。
「分からない……」
「じゃあ、何処から来たんだ?」
「……覚えてない」
勇はそこで少し間を置いて、次の質問を考えた。
「歳は?」
「……分からない」
嘘をついている様子は全く無い少女を改めて見詰め、勇は大きく息をついた。
まさかと思うが、こいつは。
「お前、もしかして何も覚えてないのか?」
そう訊かれた少女は、じっと勇を見上げてゆっくりと言った。
「……私は夕村【ゆうむら】ひかり。どうしてかは分からないけど、ずっと貴方に会いたかったの。神崎勇さん」
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Reservoir Amulet