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「それで、どうするの?」
ひかりの質問に、勇はカップを置いて肩をすくめた。
「別にどうも。あっちが動かなきゃどうしようも無いだろ」
「…………」
ひかりは黙ったまま、何かを考えているような瞳をした。
やがて、それを勇に向ける。
「……私が記憶を取り戻せば、その事も分かるかも」
「おお、美味いな、このクッキー」
クッキーの缶の蓋を、思い切り頭にぶつけられた。
「人が真面目に話してるんだから、ちゃんと聞いて!」
「何でお前の記憶の中に俺の事があるんだ!俺とお前が会ったのは、つい最近だろう!」
「でも初めて会った時、何故かは分からないけど、ずっと勇に会いたかった気がしたの!」
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Reservoir Amulet