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セレネは手を伸ばし、エンデュミオから短剣を受け取った。

その重みと冷たさを確かめながら、決意を込めて言う。

「私……エンデュミオさんを、救いたいです」

身に過ぎた願いだろうか。

小さな自分が彼の為に出来る事など、無いに等しいというのに。

見詰めていた真紅の瞳がふっと和らぎ、深い声が響く。

「有り難う。どうか迷わずに、その剣で私を貫いてくれ」

言葉と共に、微笑みが遠くなる。

黒いだけの空間に風が起きる。

淡い光が射し込み、霧が頬を撫でる。

役目を果たすべき場所へと、意識が戻って行く。

それは悲劇へ繋がるのか、幸せへ繋がるのか。





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Reservoir Amulet