03
ラウンジのドアを開けると、奥のキッチンから調理をする物音が聞こえて来た。
「おっ、華原。おはよう」
燎に声をかけられた真宵は振り向き、軽く頭を下げる。
「おはようございます」
「おはよう。……何だか、気合い入ってない?」
既に盛り付けられている料理を見ながら、悠也が言った。
「そういや、そうだなあ。いつもより豪華じゃないか?」
「……そんな事はありません。気のせいですよ」
真宵はきっぱりと答え、完成したサラダにドレッシングをかけた。
「出来た?運ぶの手伝う」
「ああ、俺も俺も。華原の料理は、ほんと美味しいよなあ」
「有り難うございます」
- 111 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet