03


ラウンジのドアを開けると、奥のキッチンから調理をする物音が聞こえて来た。

「おっ、華原。おはよう」

燎に声をかけられた真宵は振り向き、軽く頭を下げる。

「おはようございます」

「おはよう。……何だか、気合い入ってない?」

既に盛り付けられている料理を見ながら、悠也が言った。

「そういや、そうだなあ。いつもより豪華じゃないか?」

「……そんな事はありません。気のせいですよ」

真宵はきっぱりと答え、完成したサラダにドレッシングをかけた。

「出来た?運ぶの手伝う」

「ああ、俺も俺も。華原の料理は、ほんと美味しいよなあ」

「有り難うございます」

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