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「……努力するよ」

その返事を聞き、真宵が微かに笑って頷く。

「五十嵐さんらしいですね。それにしても、ネクタイ位ちゃんと締めて下さい。だらしないですよ」

「ごめんごめん。俺、苦手なんだよ」

「仕方無いですね。じっとしていて下さい」

そう言って至聖のネクタイを結び直す真宵の様子に、他の三人は顔を見合わせた。

何だかあの二人の距離が、いつの間にか近くなっていないだろうか。

気のせいかもしれないが。

「有り難う、華原さん」

きちんと結び直されたネクタイに触れ、至聖は爽やかな笑顔で続ける。

「あと、オレンジジュースも」

「いえ」

はっとしたように目を逸らした真宵に向かい、変わらず爽やかに告げる。

「さっきの話だけど、華原さんが俺の勝利を願ってキスとかしてくれたら、絶対負けないと思うんだ」

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