09
朝食の後、簡単に荷物を纏めて部屋を出た。
ラウンジに立ち寄ると、揃っていた皆が椅子から腰を上げた。
「うわっ、何だその格好。ホストみたいだぞ」
「嫌だな。お洒落だって言ってよ。ま、俺の趣味じゃなくてあいつの趣味だけど」
サングラスを外してスーツの胸ポケットに入れながら、苦笑を浮かべる。
すると、悠也が頷いて言った。
「うん。確かにこういう格好してた」
「中身は全然違いますけれど」
付け足した真宵に、腕組みをした卓も同意する。
「その通りだ。例え外見がどんなに似ていても、君と彼とは別人だ。その事を忘れないように」
「……はい」
静かに笑った至聖へと歩み寄り、真宵が戸惑うように目を伏せる。
「どうかした?華原さん」
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Reservoir Amulet