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「じゃあ、部屋まで運ぶよ」
そう告げてバッグを持ち上げ、その軽さに驚く。
「階段、急だから気を付けてね」
「はい」
真宵は最小限の返事だけをして、後は黙ったまま付いて来る。
最初に大嫌いと宣言した通り、必要以上に関わるつもりは無いらしい。
これから一緒に仕事をするのだから、少しずつでも打ち解けられたら良いけれど。
狭い階段を上がって、同じく狭い廊下を進む。
一番奥の部屋、203号室の前で立ち止まって真宵の方を振り向く。
「此処だよ。片付けは……さすがに手伝えないよね。女の子の部屋なんだし」
バッグを差し出しながら言うと、真宵は手を伸ばして受け取る。
瞬間手が触れ合ったが、特に気にした様子も無く口を開く。
「有り難うございました」
「あ、ああ……うん。じゃあ荷物の整理が済んだら下に来てね」
「はい。では後程」
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Reservoir Amulet