13
駅前から離れて、人通りの少ない道を進む。
しばらく行った所で足を止め、地図を取り出す。
「……この辺、だと思う」
「悠也が言うと、何だか不安だな」
「大丈夫、間違い無い」
「そうも自信たっぷりだと、余計不安になるな」
二人の会話を他所に、周囲の様子を見ていた真宵が低い声を出した。
「あれですね」
その言葉に燎と悠也も、はっと口を閉ざして真宵の視線を追う。
建物の間にある狭い空き地に、ひっそりと集う人々。
外見は普通の人だ。
けれども分かる。
彼等は皆、モナダが成り代わった人だ。
- 121 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet