06
一目で全てを奪われて。
幸せを願いながら、本当は心の何処かで。
恋に落ちるなんて表現では足りない程。
熱く激しく、恋に焦がれるままに想いは募って。
その時以来会う事の無かった彼女を想い続けた。
ずっと、たった一時の残像を抱いたまま。
その陶酔に縋って生きて行くのだと。
昔から至高は何に置いても少し先を進んでいた。
自分が敗者だと、偽物だと、この時程強く思い知った事は無い。
恨ましく思った事は無い。
だからこそ、そんな自分の正体を知りたくて。
いつか決着をつけたくて。
敢えて軍に入る事を選んだ。
至高とは逆の道を選んだ。
つまらない抵抗だと分かっていた。
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Reservoir Amulet