03
「まだアースが結成される前でしたね。この基地が堕ちたのは」
至聖が息を吐いて続ける。
「普通の軍では歯が立たないと分かって、アースは作られた。対モナダ軍として」
「そうだ。かつては軍の基地だった故に、それなりの規模とセキュリティを有している」
「……それを、この人数で攻めるの?」
悠也の質問に、卓は笑みを浮かべた。
「勿論、第一支部も動いてくれる。だが基本的には我々で行く。微力ながら、私も出させてもらうよ」
「それは心強いですね。俺達は少数で突っ込むのが得意ですし、何とかなるんじゃないですか」
「ま、少人数で潜入した方が動きも気取られにくいしな」
「血が騒ぐってやつ?」
真宵はそれぞれに盛り上がる皆を見て、ふっと息をついた。
「……そうですね。きっと何とかなるでしょう」
何故か少し弱気で自信無さげな彼の言葉を繰り返して微笑む。
そう、弱気で自信無さげなのに、どうしてか安心する言葉を。
それが彼の本気を示していると分かるから。
きっといつも通り笑いながら、何とかなると言いながら。
何とかしてくれる。
不可能さえも可能に変えて行く強さで。
彼はきっと、そういう人だ。
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Reservoir Amulet