04
第一支部の施設内には、張り詰めた緊張感が漂っていた。
つい先程、第二支部から連絡が入った。
いよいよ決戦の時が来たのだ。
彼等といつでも会話が出来るよう通信器具を身に付け、誰もが何かあったらすぐ動けるよう準備を整えている。
「連絡は?」
「まだ入りません」
「……そう」
里紗は息をついて、テーブルに広げた紙を見詰めた。
冴凪卓からの要請を受け、軍の基地だった建物の見取り図を渡したのはついこの前の事だ。
あれからほとんど間を開けずに動くのは、いかにも彼等らしい決断力と行動力だ。
「たった五人で潜入するなんて、大丈夫なんですか?」
部下に尋ねられ、里紗は鋭い眼差しで応じる。
「愚問ね。どうして彼等が集められたと思ってるの」
目を閉じて資料にあった五人の過去、軍に入った理由を思い浮かべる。
普通ならば、敵の本拠地にあの少数で挑むなど無謀だ。
けれど、彼等なら。
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Reservoir Amulet