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『……ちょっと訳ありなんですよ』

『ご心配には及びません。すぐに疑念は晴れるでしょう』

ただ、憎しみや恨みだけではなくて。

感じる声に、確かに痛みも哀しみも隠しているのに。

それでも一度は打ちのめされて、そこから再び這い上がったのなら。

きっと絶望を知らない者より強くなるから。

強くなって、絆が生まれて。

どんな運命さえ、変えて行けるかもしれない。

だから、だからきっと。

「大丈夫よ、彼等なら」

里紗は力強く言って微笑んだ。

「さあ、私達も始めましょう。やるべき事を」

彼等が戦いに挑むのならば、自分達も。

共に闇を破る覚悟で、挑む。





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