08
「ご心配無く。私、ちゃんと分かりますから。貴方か、それを模しただけのモノかは」
「どうして?」
思わず問い返した至聖を、真っ直ぐな瞳が見詰める。
「ではお聞きしますが、貴方なら迷いますか?あれが私かどうか」
真宵が銃で示した先を見やり、苦笑を浮かべて答えた。
「ううん」
どんなに外見を似せようと、分かる。
それは明らかに違うから。
瞳に宿す光が、放たれる魂の輝きが。
背中を合わせて立ちながら、真宵が微笑む気配がした。
「私も同じです。ちゃんと分かるんですよ。これでも貴方のパートナーですから」
「うん。心強いよ」
銃を撃ちながら、背中に感じる温もりに励まされる。
本当に心強い。
この熱があるなら、側に誰かがいてくれるなら。
きっと最後まで諦めず行ける。
彼女は揺らがない。
決してぶれない強さを持つ女性だから。
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Reservoir Amulet