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問い掛けに浮かぶのは、不敵な笑み。

どうして分かってしまうのだろう。

襲い来るモナダの群れ、多勢に無勢。

普通なら絶望的な状況なのに。

それなのに、分かってしまう。

期待とか信じるとかではなく。

分かってしまう。

彼等は、必ず間に合う。

それぞれの痛みを乗り越えて、来てくれる。

此処に来てくれる。

「うわっ、何だこりゃ!?」

「至聖達、人気者」

「二人共、まさかやられてはいないだろうね?」

足音と共に、聞こえるいつもの声。

ああ、やはり来てくれた。

「遅かったね、待ちくたびれたよ」

「文句言うなよ。これでも急いだんだぞ」

「うん、少しね」

軽口をたたく燎と悠也に微笑みながら、卓も二人に言う。

「とにかく、無事で良かった」

「はい。皆さんも」 

微笑み返した真宵は、確信を込めて至聖を見上げた。

ああ、やはりこれこそが。

よく似た二人の、決定的な違いなのだ。





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