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視線を動かし、真宵の後ろに黙って立っている至聖の方を見る。

「……至聖」

「…………」

呼び掛けると、至聖は無言のまま見返して来た。

「僕がいた為に、辛い事もあったでしょう。けれど、もう引け目など感じる必要は無い。僕は至聖を元に出来たのだから」

あまり目立たないけれど。

優しさと気遣いを秘めた瞳へと語り掛ける。

「これからは貴方らしく、胸を張って誇り高く生きて行けば良い」

誰よりも胸を張って、誇り高く。

かけがえの無い人生を、自分らしく。

「…………」

やがて唇を開いた至聖が、何を言ったのか。

聞き取る事は出来なかった。

体が原型を留めず崩れ出す。

どろりと溶け出し、液体となって。

跡形も無く、消えて行く。

けれども、悔いは無い。

彼等が生きていてくれるのならば。





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Reservoir Amulet