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夜になり、歓迎会は開かれた。

テーブルにはコンビニやスーパーで買った飲み物や食事が並べられ、ささやかながらパーティーは始まった。

卓も参加し、燎と悠也が酒を飲む様子を見守っている。

というよりは、二人が羽目を外し過ぎないよう見張っている。

真宵はそんな中で会話を交わしながら、誰かのグラスが空になるとさり気無く新しい飲み物を注いでいる。

他にもおしぼりを用意したり氷を持って来たりと、主役だというのに忙しく働いている。

そんな細やかな気配りが出来るところは、やはり女性らしい。

「……どうぞ」

「え?」

壁に背を預けてぼんやりしていた至聖は、不意に声をかけられて我に返った。

いつの間にか、酒のボトルを持った真宵が側に来ていた。

「ずっと空でしょう。注ぎましょうか」

無表情のまま言われ、至聖は自分のグラスに目を落とした。

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