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「よう。おはよう、至聖(しせい)」

「おはよう」

先にテーブルについて、コーヒー片手に新聞を読んでいた柿崎(かきざき)燎(りょう)が声を掛けて来た。

歳が同じで軍の訓練も一緒に受けた同期だから、気安く話せる仲間だ。

「コーヒー、沸いてるぜ」

「有り難う」

すぐ隣にあるキッチンスペースで、コーヒーをカップに注ぐ。

それを手にテーブルの方に戻ると、燎が思い出したように言った。

「そういえば、お前の相方が来るの、今日だったよな」

「ああ、うん。そう聞いてるけど。どんな人だろうね」

「お前、全く聞いてないのか?組んで仕事するんだろ?」

軍の任務に就く時は、基本的に二人一組で行動する事になっている。

燎自身は半年前に軍に入った時点でもう一人の同期と組み、一足先に相方が決まっていた。

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