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「お、俺がそんな事する訳ないじゃないか」
「本当かよ。お前、よく告白されるんだろ?」
疑わしい視線を向けられ、きっぱりと言い切る。
「告白されても、付き合った事は無いし」
「一度もか?」
「至聖って、意外と一途」
悠也がのんびりとみかんをたべながら口を開いた。
それを聞いた燎は、納得行かないという顔をする。
「ああ、あれか。忘れられない初恋の人がいるって話か」
その言葉に、至聖は改めて緑茶を飲みながら苦笑した。
「よく覚えてたね」
「そりゃ覚えてるさ。でもお前、本当にその初恋の人が忘れられないから誰とも付き合わないのか?」
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Reservoir Amulet