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生返事をして目をこすりつつ、悠也はふらふらと歩き出す。

「そっちじゃないって!洗面所はあっち、ドアを出て右だ」

「大丈夫?一緒に行こうか?」

「……平気」

言われた通りドアを出て行く悠也を見送って、残された二人は顔を見合わせた。

「もうすっかり慣れた感じだね」

「毎日の事だからな。やれやれ、全く世話がやけるぜ」

燎が苦笑した時、再びドアが開いた。

「……悠也?どうした、やけに早かったな」

訝しげに訊かれた悠也は、淡々と答える。

「外に出たら、見た」

「何を?」

「至聖のパートナー。びっくりして、目が覚めた」

意味有りげな視線を向けられると、心配になって来る。

「ええっと、びっくりってどういう事?」

「後のお楽しみ。すぐに分かる」

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