06


その言葉の通り、五分も経たない内にまた一人部屋に入って来た。

「おはよう、諸君。皆、揃っているようだね。結構」

「隊長」

堂々とした雰囲気を持つ男、隊長である冴凪(さえなぎ)卓(すぐる)は、皆を見渡して口を開く。

「今日からこの第二支部に新たな隊員が加わる事は知っているね?早速紹介しよう。華原(かはら)君、こちらへ来たまえ」 

卓の視線を追い、皆も自然にドアの方を向く。

すると、開いたままだったドアの向こうから細身の人物が姿を現した。

華奢な体、物静かな動き、肩の辺りまである柔らかそうな髪。

大きな瞳に色白の肌は、何となく人形を思わせる。

「彼女は華原真宵(まよい)君だ。本日付けで配属された」

「……宜しくお願いします」

- 6 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet