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食事を終え、移動の為に電車に乗る。

午後は、この近くにあるアース第一支部に立ち寄る事になっていた。

「…………」

「どうなさいましたか」

まだ何かの余韻に浸っている様子の至聖に、真宵が鬱陶しそうに尋ねる。

「苺プリンを食べてる華原さんが、可愛かったなあと思ってね」

「は?」

「大きな瞳をきらきらさせて、本当に可愛かったよ」

「……下らない」

一言で切り捨てた真宵は、眉をしかめて続けた。

「遊びで来ている訳では無いのですから、もっと気を引き締めて下さい」

「大丈夫、忘れてないよ。でも、いつも気を張ってばかりじゃ疲れてしまうだろ?だから俺は、君にも笑ってほしいと思うんだ。女性は笑顔の時が一番魅力的だからさ」

腰を屈めて笑い掛けると、真宵がはっとしたように体を離す。

「私にそういう事を求めないで下さい」

素っ気無く言ってから、足元に置いていたバッグを持ち上げる。

「そろそろ降りる頃ですね」

「あっ、華原さん。荷物は俺が持つから」

「結構です」

もう何度交わしたか分からないやり取りを繰り返しながら、二人は電車を降りた。





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