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卓から聞いていた住所を頼りにしばらく歩き、やがて分厚い壁に囲われた建物に行き着いた。
「……此処かな?」
「そのようですね」
二人共口には出さないが、第二支部のあのアパートとは全く違う。
この差は、一体何なのだ。
内心そう思いつつ、門の前に立つ警備員に身分証を提示する。
そしてその後で気が遠くなる程面倒な手続きを経て、ようやく中に入る事を許された。
「凄まじいチェックだったね」
「そうですね」
ほんの数人しかいないとはいえ、ろくにチェックもしないで気楽に出入りしている第二支部のあのアパートとは全く違う。
この差は、一体何なのだ。
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Reservoir Amulet