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一見大人しそうな娘から発せられた言葉に、場の空気が一瞬にして凍り付いた。

「あ、ええと……」

真宵の挑むような眼差しを受けて、至聖は笑顔で応じる。

「そんなにちゃらちゃらしてるかな、俺」

「他の方はどう思われるか存じませんが、私の目にはそう映ります」

「うーん、そうなんだ。分かった、なるべく気を付けるよ」

すぐに気を取り直した至聖の様子に、燎と悠也は感心したように顔を見合わせる。

「では、五十嵐君。彼女を部屋へ案内してあげてくれるかね。つい先程、此処に着いたばかりだからね」

「分かりました。じゃあ華原さん、行こうか」

「……はい」

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