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重苦しい沈黙が降りる中、皆はラウンジに集まっていた。

その雰囲気を和らげるように、至聖がいつもと同じ調子で口を開く。

「そんなに驚く事でもないよ。俺のそっくりさんは、多分俺の兄貴だし」

「あ、兄貴!?お前、兄弟なんていたのかよ」

「まあね。兄弟と呼べる程、親しくはないけど」

あっさりとした口調のまま続ける。

「名前は五十嵐至高(しこう)。俺とは双子って事になってる」

「双子。だからあんなに似てたのか」

納得した様子の悠也の方を向き、至聖は表情を歪めた。

「似過ぎだと思わなかったかい?」

「どういう事?」

「言葉通りだよ。至高と俺は似過ぎてる。外見も中身も」

「そりゃ双子なんだし、似てたっておかしくねえだろ」

怪訝そうな燎の言葉に首を振る。

「俺だって昔はそう思ってたよ。だけど、ある時思うようになった。兄貴と俺は似過ぎてる。まるでもう一人の自分が存在してるみたいだってね」

そこで、卓が重々しく言った。

「実はこの事については、軍に入る時に五十嵐君から聞いていた。一応は双子という事になっている、もう一人の自分について」

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