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三人でコーヒーを飲みながら、最近の情報や意見の交換をする。
その中で、要がぽつりと呟いた。
「もう、三年ですね」
「どうした、急に」
「もう三年が過ぎますよ。僕達が出会ってから」
その言葉に、海斗は記憶を探るように目を細める。
「そうだっけ?野郎との出会いの日なんて、よく覚えてないけど」
そう言ってから、面白そうに付け足す。
「まあ、でも、あの日に鎮真と要も初めて会ったってのは意外だったかな。こんな三人が、偶然同じ日に出会うなんて、普通有り得ないだろ」
だからこそ、すぐ親しくなって今でも集まっているのだけれど。
「偶然じゃないかもな」
「君がそんな事を言うなんて驚きですね。運命とか、信じそうにないですが」
要の言葉に、息を吐いて応じる。
「そういう、出会いだってあるだろ」
『……寂しいんですか?』
たった一時、ほんの僅かの出会いであったとしても。
いつまでも胸に残るような、そんな鮮烈で激烈な出会いが。
確かにあるのだ。
運命とでも呼べるような出会いが。
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Reservoir Amulet